まいど鉛男です。
昨日の土曜日、日本橋の河口無線でフォステクスのFE163En-SとT96A-EX2の視聴会が有ったので参加して見ました。
30分以上前に着いたので、システムを確認しました。
CDPアンプはアキュフェーズの高級品、ケーブルもゴッツイものです。

さて、講師の炭山アキラさんが登場、今回は3種類のバックロードホーンの視聴です。
最初は説明書に乗っているメーカー指定のバックロードホーンです。
先ず驚いたのは
中高音の清涼感です。
歪感が無く、とてもフルレンジの中高音とは思えません。
良く出来たソフトドームの3ウェイに匹敵する静けさと情報量、そして見通しの良い音でした。
この時点で16cmフルレンジで私が愛して止まないFP163Nを超えたと思いました。(正直FE166E、166ES-R、166EnならFP163Nに軍配を上げていました。)
一方低音の量や質は中高音に比べて不足気味で、バックロードホーンの爆発力も有りません。
また低音の量が不足気味の割に締まりが無く、ボーボー言っていたのも気に成りました。
次は浅生ムさん設計のバックロードホーンの番です。
一聴して分かる違いは低音の量です。
メーカー指定の箱に比べると低音の馬力も有るし量も十分、先には感じなかった
中高音の緊張感も出てきて「あー、これがバックロードホーンだなぁ。」と言う感じです。

しかし中低音の解像度は低下、えらく大雑把な表現と成ってしまってます。
また、メーカー指定箱に有った「清涼感」は失われ、FE166Eあたりの中高音に劣化した感じも有ります。

最後は、いよいよ炭山アキラさん設計のスワン型です。
音が出た瞬間、「あれ?」

と思いました。
私がスピーカーを自作して最初に鳴らして「やってもたー!(失敗してもた)」と台詞を叫ぶレベルの音です。
中低音のボーボー感は半端なく、それが音全体の品位を下げてしまってます。
「そんな筈は無い。」と
自分の耳を疑いましたが、後で炭山アキラ自身が「ボンつきが取れない」と嘆いてらっしゃったので、所謂失敗作なのかも知れません。
まぁ日本家屋の低音の抜けやすい部屋なら気にならない可能性も有りますが、、、。
通常は最後に出てくるスピーカーが最高な筈でしたが、今回は違いました。
私が3本を設計して自分で採点するなら、90点、70点、50点でしょうか。
メーカー指定箱で聞けた中高音の清涼感を殺さず、低音を増やす事が出来れば満点に近づくと思います。
私なら空気室はそのままで、スロートを少し絞って広がり具合を少し大きくすると思います。
ただ、そう成っているで有ろう浅生ムさんと炭山アキラさん両氏のスピーカーが低音の量と引き換えに「清涼感」を失っている可能性も高いです。
バックロードホーンを背負わせると「清涼感」が失われる感じもしますので、バスレフか密閉で使ってサブウーファー追加が良いかもしれません。(モアイ?)
なお最後にスーパーツィーターを外しての視聴も出来ました。
スーパーツィーターをオフにした状態ならFP163N程の超高音の伸びは有りませんでした。
ただ、繊細感や伸びは無くなりますが、フルレンジとしては中々質が良くなだらかに減衰する感じで、トーンコントロール補正でも十分使えそうな感じでした。
以上
追記
「スワン型は音場感が素晴らしい。」とおっしゃって「合唱のためのシアターピース」と言うソフトを鳴らしていました。
これは私も所有するソフトなんですが、正直自宅のスピーカー(リングP800)の方が、かなり音場感が良いです。
ま、16cmと8cmとの差も有るでしょうけど、、、。
自宅に戻って、当日ゲストで来られていた歌手の井筒香奈江さんのCD(記念に買って帰ってきたのだ)を鳴らしてみました。
自宅のシステムでも十分やで。